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2008年9月16日 (火)

全青司大阪全国研修会

13日(土)と14日(日)は、大阪で開催された全青司大阪全国研修会に参加してきました。テーマは「礎(いしずえ)」です。

13日は、13時30分から15時まで葉玉匡美先生の基調講演があり、15時30分から18時15分まで分科会です。その後、19時から懇親会でした。

14日は、9時30分から12時15分まで分科会があり、12時45分から閉会式があり終了となりました。

さて、13日の基調講演ですが、現在弁護士として活躍しておられる葉玉先生から「自ら築く『礎』~あたらしいを切りひらく力~」というテーマでの講演でした。葉玉先生の人生を振り返りながら、それぞれの経験がどのように今の自分に反映されているかという話から今後の法務サービスについて考えていくという内容でした。

講演の中で「私の仕事上のポリシー」として次の7つを挙げていましたが、とても刺激になりました。

1 人がやれる仕事は、2倍のスピードで完了。

2 人がやれない仕事こそ、俺の仕事。

3 良き解決のためには、プロセスを選ばない。

4 喜ばせたい人と語り合い、語り合った結果を仕事に生かす。

5 苦労を楽しめば、いつか誰かが評価してくれる。

6 家族を犠牲にしてまで仕事をしない。

7 仕事とお金のことは正々堂々と話す。

13日の分科会は「不動産登記制度に懸ける司法書士の情熱」という分科会を選択しました。全青司の登記・法務研究委員会が作成された「不動産登記執務基準(案)」を紹介され、その後、パネルディスカッションで不動産登記制度における司法書士の役割を「公証人論」「登記代理権確立論」「オンライン推進&迅速性重視論」「現状維持(伴走者型)」という類型を比較しながら検討していきました。

14日の分科会は「消費者契約に関する民法法理の現代的展開」という分科会を選択しました。講師は、龍谷大学法科大学院教授の中田邦博先生です。不当な契約からいかにして消費者を救済するかについて、民法の役割、契約法上の法理による救済の可能性、消費者契約法の適用可能性、特定商取引法の適用、割賦販売法と民法との関連、不法行為法による救済、と民法からの視点で講義していただきました。

印象に残った内容として、次のようなものがありました。

悪質商法被害の場合、契約の申込と承諾の意思表示が合致していないことが多くある。これは、そもそも契約が不成立と考えることができるが、実務上は契約不成立で構成するよりも特別法によるクーリングオフや契約解除を構成することが解決の近道であることが多くある。しかし、そもそも民法は私たちが持つべき共通のルールであり、それが分かりやすく民法に規定されているべきであると言え、消費者法の重要なものは民法の中核となるべきである。また、消費者には自己決定権があり、それを受けて事業者には情報提供義務があるので、これも法律に規定されるべきである。消費者契約法に過失による不利益事実の不告知を規定することはこの第一歩と考えられる。

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ところで、1日目の懇親会の後は、夜の大阪の街に行って串かつを食べてきました。大阪らしく安くて、とても美味しかったです。

満足、満足!

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